高田 祐希:ハイヒールと「トラス機構」がある足裏、「トラス構造」という建築様式からわかること
トラス構造とは部材同士を三角形につなぎ合わせた構造形式のことです。 三角形は力学的に安定しているため、細い部材でも十分な強度を持たせることができます。
複数の三角形で骨組みを作り、強度があるので鉄橋や塔など比較的大きな建築物に使われることが多いのです。(きこうカイロ施術院・高田祐希のからだづくり研究ノート)
立っている時にもアーチはあるのです。足裏でもトラスが働いています。
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立っている時、足に全体重がかかりますよね。
足部に体重がかかると、内側縦アーチを介して主としてかかとと母趾球に力が分散されるように、足底腱膜がスプリングのように働くのです。
もちろん伸びたり縮んだりです。
この構造が建築学の分野で利用されたわけですね。ちょっとやそっとでは崩れないこの三角形。
矢印は説明の仕方によっては反対方向にもなるので、ちょっと難しいのですが、
この足底腱膜がスプリングになっていない、ならなくなってきたと感じませんか?
伸びきったまま、縮められない⇒偏平足・回内足・浮き指 固くなったまま⇒足底腱膜炎
偏平足は開帳足にもつながるし、回内足はO脚の特徴です。浮き指は足の指で蹴る力がないわけで膝が曲がったままになりかねない。
きっと歩幅狭くなることは間違いなく、股関節の伸展にも影響が出てくるでしょう。(どちらが先かは人によりますが)